子どもたちと接する学校看護師のやりがいについて

看護師のやりがいというのは一様に言えるものではありませんが、その多くは人々の健康を守る使命感からくるもので、社会貢献度の高い職種です。特に、学校の保健室を支える学校看護師は子どもたちの健康と安全を担保する立場として重要な職責であることは言うまでありません。学校というのは、子どもたちが学び成長をする場ですが、ときにはケガをしたり体調を崩す生徒も出てきてしまいます。そうした場面において、学校看護師は大きな役割を果たしているのです。

学校というのは法律で学校医を設置していますが、たいていは近所の非常勤内科医である場合がほとんどです。そのため、学校で急病人が発生しても迅速に医療的ケアを施してあげられないことが多くあります。特に、脳卒中や心筋梗塞といった学校の高齢な教職員に起こる可能性がある病気には、看護師などの応急処置による対応が必要不可欠です。そのため、平時は過剰な人員配置ではないかと批判を受けてしまいやすい学校看護師も、そうした非常事態におけるケースにおいてはキーパーソンとなり得ます。

また、子どもたちの成長を見てあげることができるのも学校看護師のやりがいを感じる点です。通常の病院や医療機関だと高齢者に接することがほとんどになるので、子どもたちと接してあげられるのが学校看護師にしかないメリットであると言えます。子どもたちの手助けをしてあげることで、感謝されやりがいを感じることができるのが、学校看護師なのです。